このドキュメントはW3CウェブサイトにあるLinked Data Glossaryの日本語訳版です。
翻訳はfacebookグループ「Lineked Open Data Japan」、NPOリンクト・オープン・データ・イニシアティブのメンバーを中心とするボランティアグループによって行われました。誤訳のご連絡やお問い合わせ等はNPOリンクト・オープン・データ・イニシアティブまでお寄せください。

W3C

Linked Data Glossary

W3C Working Group Note 27 June 2013

This version:
http://www.w3.org/TR/2013/NOTE-ld-glossary-20130627/
Latest published version:
http://www.w3.org/TR/ld-glossary/
Previous version:
Editors:
Bernadette Hyland, 3 Round Stones
Ghislain Atemezing, EURECOM
Michael Pendleton, US Environmental Protection Agency
Biplav Srivastava, IBM

要約

このドキュメントは、Linked Dataに関し定義された用語や、これまでの慣習的な記述の用語集であり、関連語彙とベストプラクティスを含みます。
このドキュメントは、W3C Government Linked Data Working Groupによって公開されました。
また、情報管理の専門家、Web開発者、科学者や一般の方々に対して、Linked Data Principlesを利用した構造化データ公開のより良き理解を手助けすることを意図しています。

このドキュメントのステータス

このセクションでは、今回の出版時点での本ドキュメントのステータスに関して記述します。
本ドキュメントは、他のドキュメントによって差し替えられる可能性もあります。
現在のW3C公開リストと最新版技術レポートのリストは、W3C技術レポートインデックスの中で見つけることができます。

このドキュメントは、Government Linked Data Working Groupによって、Working Group Noteとして公開されました。
もし、このドキュメントに関してコメントしたい場合には、public-gld-comments@w3.org (購読, アーカイブス)へ連絡願います。
コメントはすべて、歓迎いたします。

単なるひとつのWorking Group Noteとしての公開のため、W3C Membership非公認です。
このドキュメントはドラフトであるため、適宜他のドキュメントによってアップデート、置き換え、廃止される可能性があります。
進行途上の作業以外に、このドキュメントを引用するのは適切ではありません。

このドキュメントは、5 February 2004 W3C 特許方針に従って運営されるグループによって作成されました。
W3Cは、このグループの成果物に関連して作られた、いかなる特許の開示に関しても公的リストを整備しています。また、このリストには、開示された特許説明も含みます。
ある特許が、エッセンシャル・クレイム(s)に抵触していると確信に足る認識を持った場合、W3C 特許方針のセクション 6に従う情報を公表しなくてはなりません。

Table of Contents

範囲

この用語集では、企業の中に存在するLinked Dataや、公開Web上のLinked Open Data、いずれかに関する公開や利用に関する用語を一覧にしています。

1. 5 Star Linked Open Data

五つ星のLinked Open Data

五つ星のLinked Open Dataは、データを展開するための斬進的なフレームワークを参考としています。
Webの発明者であり、Linked Dataプロジェクトの創始者でもあるTim Berners-Leeは、Linked Open Dataの五つ星展開スキームに関して述べています。

五つ星Linked Dataシステムは累進的です。
各々追加される星は、データが一つ前のステップの基準に見合っていることを想定しています。
五つ星Linked Open Dataは、オープンライセンス(各種権利の表現)を含み、公的Web上での公開を前提としています。

"open"の文字が無い状態で、五つ星Linked Dataの公開を選ぶ組織が存在するかもしれません。
その場合、そのデータは、オープンライセンス(各種権利の表現)を含んでいないことを暗示していることになります。また、公的なWeb上にも公開しないことを意味します。

☆ どんな形式(e.g., PDF, JPEG)でも良いので、明白なオープンデータライセンス(各種権利の表現)を伴ってWeb上にデータを公開しましょう。

☆☆ コンピューターで読み取ることができるフォーマット(e.g., XML)で、Web上に構造化データを公開しましょう。

☆☆☆ 文書化されていて、かつ、特許または著作権で保護されていないデータフォーマット(e.g., CSV, KML)で公開された構造化データ。

☆☆☆☆ RDF(eg Turtle, RDFa, JSON-LD, SPARQL)としてWeb上に構造化データを公開しましょう。

☆☆☆☆☆ RDF内に有益なデータソースに対するリンク (URLs) である識別子を持ちましょう。.

2. Apache License

Apache ライセンス

Apacheライセンス, version 2.0は、多くのLinked Dataツールとプロジェクトで利用されています。
これは、Apache Software Foundationによって公開されているポピュラーなオープンソースライセンスです。

3. API

アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)とは、ひとつの抽象概念です。
これは、ライブラリや再利用可能なプログラムの様に、ソフトウェア・パッケージをどの様にして利用すべきかを定義しているソフトウェアの中に実装されています。
APIは与えられたシステムからデータや機能にアクセスする手段を開発者に提供するために使われます。

4. CC-BY-SA License

CC-BY-SA ライセンス

CC-BY-SAライセンスは、オンライン・リリースされたリソースに関するクリエイティブ・コモンズライセンスの一つの書式です。
CC-BY-SAライセンスの下で可能となる作品とは、適切な帰属を与えるという条件で、他のいかなる作品内にも含めることができます。
もし(修正版や拡張版のような)派生物を作成するのならば、それらもCC-BY-SAとしてライセンスしなければなりません。

5. Closed World

閉世界(閉世界仮説)

閉世界(閉世界仮説)は、人工知能由来の概念であり、外部世界に対して仮定する不確実性のモデルを指します。
閉世界においては、真であるとみなせない現象は、偽であるとされます。
これは、リレーショナル・データーベースやほとんどの論理プログラミングの基礎を成す共通の仮定です。

6. Connection

コネクション

コンピューターネットワーキング由来の概念です。
コミュニケーションを目的とする2個のプログラム間で確立されるトランスポートにおける、仮想的な回路を指します。

7. Conneg

コンテント・ネゴシエーションの省略形。
コンテント・ネゴシエーションも参照。

8. Content Negotiation

コンテント・ネゴシエーション

"conneg"とも呼ばれ、ネットワーク接続を確立する段階を指します。
HTTPプロトコルにおいては、クライアントが受け付ける返答形式を指定するためのメッセージヘッダの利用します。
コンテント・ネゴシエーションは、与えられたどんなURI要求にも対応する、異なる版のリソース表現をHTTPサーバが提供できるようにします。
[HTTP Protocol 1.1]も参照。
Connectionも参照。

9. Controlled Vocabulary

統制語彙

情報の単位を記述するために使われる、注意深く選択された用語集。
タクソノミー、シソーラス、オントロジーを作成するのに使われます。
伝統的な環境においては、統制語彙の中の用語は単語、または句です。
Linked Dataの環境においては、用語はユニークな識別子(URIs)が割り当てられ、それはさらにその用語を説明をする語句にリンクします。

10. Comma Separated Values (CSV)

カラム情報がコンマ文字によって区切られた、表形式のデータフォーマットです。
CSVファイルは、特許または著作権等で保護されていないフォーマットで、五つ星スケールに照らし合わせると、三つ星データとみなされます。

11. Creative Commons Licenses

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

知的財産権の著作権者による、明確に正当な記述を含むライセンス。
ここでは、内部指示された条件に従うことで、著作権で守られた作品の利用または再配布が可能となります。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスも参照。

12. CURIEs

コンパクトURI 表現 (CURIEs)はURIを短縮するためのRDFaのアプローチです。

13. cURL

コマンドラインのオープンソース/フリーソフトウェアクライアントで、サポートしている様々なプロトコルを利用して、機械可読なRDFを含むデータをサーバからの転送あるいはサーバへの転送をすることができます。

14. Data Cloud

データクラウド (Linked Data Cloudとも呼ばれる)はLinked Dataとして公開されたデータセットのビジュアル表現です。多くの学術機関がプロセスでの表現を強化するために、各々の政府からのデータをLinked Dataとして再公開しています。

15. The Data Hub

The Data Hubはコミュニティが運営するインターネット上にあるデータセットのカタログを提供する特定のサイトです。オープンソースのデータポータルプラットフォームであるCKANを使用しています。The Data HubはWikipediaのように誰もが編集可能なオープンデータカタログです。

16. Data Market

データマーケット (データマーケットプレイスとも呼ばれる) はデータ提供者によって提供されるデータセットの巨大な集合を発見・アクセスできるようにするオンライン(ブローカー)サービスです。InfochimpsやAzure Marketplace、Factualが例です。データマーケットはオープンデータと共に有料のデータも含んでいるかもしれませんし、APIや可視化、プログラムのデータアクセスのような付加価値のあるサービスも提供しているかもしれません。

17. Data Modeling

データモデリングはデータや情報を組織化して特定のドメイン知識に忠実な表現で記述するプロセスです。Linked DataモデリングはLinked Dataの原則を基礎としたモデリング技法を適用します。

18. Dataset, RDF

ある単一の提供者によって公開、管理、集約されている一つ以上のRDFグラフから成るRDFデータの集合。SPARQLにおいては、RDFデータセットはクエリが実行されるかもしれないRDFグラフの集合を表現します。

19. Data Warehouse

データウェアハウスはデータ統合のアプローチのうちの一つです。データウェアハウスにおけるデータ統合では、データを扱う様々なシステムからデータを抽出し、整理し、変換し、中央レポジトリにコピーするといったことが行われます。その後、中央レポジトリはデータマイニングに使われたり、分析のための問い合わせに答えたりすることができます。それとは対照的にLinked Dataの世界では、HTTP URIをデータの情報資源の記述とアクセスに用いることで、データの管理に対して分散的なアプローチを想定しています。Linked Dataのアプローチは、特に公開されたウェブ上で利用できるデータセットを統合する際に、中央集権的なデータウェアハウスのアプローチの有効な代替になりえます。

20. DBpedia

DBpediaはWikipediaから構造化された情報を取り出してウェブ上で利用可能にするコミュニティ活動の成果です。DBpediaはしばしばデータクラウドの中のハブとして描かれます。言い換えると、Wikipedia内にあるメタデータのRDF表現であり、ウェブ上でSPARQLクエリをかけることができるようになっています。

21. Dereferenceable URIs

参照解決可能 URIs

HTTPクライアントはHTTPプロトコルを使用してURIを検索し、リソースの説明を取得できる場合、それは参照解決可能URIと呼ばれます。参照解決可能URIは古典的なHTML文書を同定するために使用されるURIと、Linked Data環境[COOL-SWURIS]で実世界のオブジェクトと抽象的な概念を同定するために使われるURIに適用されます。

22. Description Logic

記述論理

記述論理(DL )とは変更と調整が可能な表現能力を持った知識表現言語の一種です。DLはアプリケーションドメインの概念に関する標準的推論を記述するための人工知能用言語として使用されています。ウェブ・オントロジー言語(OWL)は、オントロジーを変換するための標準ベースの方法を提供します。またOWLはDLのセマンティクスだけでなくRDFベースのセマンティクスも同様に含んでいます。バイオ・メディカル・インフォマティクスの応用では、しばしば医療や生命科学の知識を成文化するためにDLを使用します。

23. DCAT

データ・カタログ語彙 (DCAT)はRDF語彙の一つです。それはWeb上で公開されたデータ・カタログ間の相互運用性を助成するように設計されています。データカタログ語彙(DCAT)を参照してください。

24. DCMI

ダブリン・コア・メタデータ・イニシアティブに関する29章を参照してください。

25. Directed Graph

有向グラフ

有向グラフ(directed graph)とは、ノード間のリンクが指向性を持っているグラフのことです。すなわちそれらは、あるノードから別のノードにのみ移動します。RDFでは有向グラフにおいて、物事(名詞)と、それらの間の関係(動詞)を表現します。 RDFにおいて、リンクは独自の URIs を割り当てることによりラベル付けされています。

26. Document Type Definition

文書型定義

文書型定義(DTD)はXMLやHTML(またはその前身であるSGML)のようなマークアップ言語を定義するためのスキーマの種類を指します。

27. Domain Name System (DNS)

ドメイン・ネーム・システム (DNS) は人が読めるホスト名(例www.example.com)と、インターネット・プロトコル(IP)アドレス(例203.20.51.10)との間をマッピングするインターネットのメカニズムを指します。

28. Dublin Core Metadata Element Set

ダブリン・コア・メタデータ基本記述要素集合

ダブリン・コア・メタデータ基本記述要素集合は図書カード目録(作成者、出版社など)にみられるようなリソース記述で使用する15のプロパティの語彙を指します。ダブリン・コア・メタデータ基本記述要素集合は"DCエレメント"としても知られており、Linked Dataアプリケーションでももっともよく使われる語彙です。
Dublin Core Element Set, Version 1.1 Specification. [DCMI]を参照してください。

29. Dublin Core Metadata Initiative

ダブリンコア・メタデータ・イニシアティブ

ダブリンコア・メタデータ・イニシアティブ(DCMI)は相互運用可能なメタデータの設計と革新的な実践を促進することを使命とした非営利団体で、ダブリン・コア基本記述要素集合やDCMIメタデータ語彙のような長期的キュレーションとメタデータ標準の開発を管理します。

30. Dublin Core Metadata Terms

DCMIメタデータ語彙

物理的な出版物やそれらをWeb上に公開する際に用いられる書誌用語。ダブリン・コア・メタデータ基本記述要素集合を拡張した用語集です。 Dublin Core Metadata Terms も参照してください。

31. Entity

実体

実体-属性-評価 モデルにおける、実体とはRDFトリプルにおける主語と同義です。

32. ETL

ETL

ETLは抽出(extract)、変換(transform)、ロード(load)の略語です。Linked Dataの開発者は、日常的に関係データベースからデータを抽出して、RDFトリプルへデータ変換し、RDFデータベースにロードします。

33. FOAF

FOAF

Friend of a Friend を参照してください。

34. Fragment Identifier

フラグメント識別子

ハッシュ記号('#')に続くHTTP URIの一部分。フラグメント識別子は、WebブラウザのようなWebクライアントからは、Webサーバーには送られません。

35. Free/Libre/Open Source Software

フリー/リブレ/オープンソース・ソフトウエア

フリー、または、リブレ(Libre)やオープンソースは、オープンソースライセンスの基にリリースされたソフトウェアを指す用語として一般的かつ国際的に知られています。

36. Friend of a Friend

リソース記述のときに用いる人と人の関係性を記述するためのセマンティック・ウェブ語彙。一般に ["FOAF"] と呼ばれています。

37. Government Open Data

政府オープンデータ

多くの政府当局は、公共のWebへデータを公開する義務があります。データの公共性における権限を持っています。 このことの広い意味での意図は、オープンな社会の維持と政府の説明責任、透透明性戦略を促進するところにあります。効率性、透明性、説明性を高めるというゴールを達成するには、Webで利用な構造化されたコンテンツの再利用はLinked Dataの原則に従うことで強化されることが必要です。

38. Graph

グラフ

リンクで接続されたオブジェクト(または、ノード)の集合。 有向グラフも参照してください。

39. HyperText Markup Language

ハイパーテキスト・マークアップ言語

ウェブにおけるもっとも成功したハイパーテキストのための言語。 HyperText Markup Language (HTML)は複数のウェブページの定義します。W3C標準です。

40. HyperText Transfer Protocol

ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル

World Wide Web 上で、標準転送プロトコル[RFC2616]を用い、HyperText転送要求や情報をWebサーバーとWebクライアント間で伝送します(ブラウザのように)。
IETF標準です。

41. HTTP URIs

統一資源識別子(Uniform Resource Identifier,URI)を参照してください。

42. Inference

推論

推論とは,仮説集合からの論理的帰結を導出する過程をいいます.Linked Dataを利用して,既存の関係が資源間の(名前付きの)関係の集合としてモデル化されます.Linked Dataの活用により,人間と計算機が推論エンジンを利用して新しい関係を発見する作業を容易に行うことができます.推論エンジンは,既に存在するデータ,および語彙の形式で追加された情報にもとづいて,新たな関係を生成します.

43. International Organization for Standards (ISO)

国際標準化機構(ISO)

ISOは、国際規格の策定に係わっている、160カ国以上の各国規格機関のネットワークです。ISOは数多くの国際標準を策定しており、その中には、Linked Dataの文脈では、日付や通貨の表示形式が含まれます。ISOのWebサイトも参照してください。

44. Internet Engineering Task Force (IETF)

インターネット技術タスクフォース (IETF)

IETFは、インターネット・アーキテクチャの発展とインターネットの円滑な運用に関する、オープンな国際コミュニティです。IETFでは、HTTPやDNSなど、インターネット関連の標準仕様が策定されています。

45. Internationalized Resource Identifier

国際化資源識別子(IRI)

W3CとIETFの協調により標準化された、国際的な識別子です。IRIは、Web上で解決可能(resolvable)かもしれませんし,解決可能でないかもしれません.IRIは,URIを拡張したもので,Universal Character Set (Unicode/ISO 10646) の文字を利用することができます.徐々にですが,URIから置き換えられつつあります.統一資源識別子(Uniform Resource Identifier,URI),統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator,URL)も参照してください.IRIとも呼ばれています.

46. JSON

JSON

JavaScript Object Notation (JSON) は,テキストベースの情報を格納・交換するデータ表記法です.JSONは,Web上でのオブジェクト・シリアライズ,およびデータ交換フォーマットにとても扱いやすく,広く利用されるようになりました.The application/json Media Type for JavaScript Object Notation (JSON) [RFC4627] も参照してください.

47. JSON-LD

JSON-LD

JavaScript Object Notation for Linking Data (JSON-LD) [JSON-LD] は,Linked Data を JSON形式で表現するための,特定のプログラム言語に依存しないデータフォーマットです.JSON-LD は,RDFのグラフやデータセットをシリアライズすることができ,さらに,全てではありませんが,ほとんどの場合においてJSON-LD データは,RDF形式へ直接変換することができます.JSON-LD の文法(シンタックス)は,人間にとって読み書きが容易であると同時に,計算機にとってもデータの解析(パース)と生成が容易です.JSON-LD は,JavaScript環境,Webサービス,NoSQLデータベースに適したLinked Data交換言語です.[JSON-LD] JSON-LD Syntax 1.0 も参照してください.

48. Linked Data

Linked Data

セマンティック・ウェブ技術を用いてRDFとURIを通じて機械可読可能なデータセットをハイパーリンクで相互につなぐパターンです。Linked Dataは、データセットに対する分散SPARQLクエリーを可能とし、また情報検索戦略としてみた場合、情報を見つけるときに”ブラウジングあるいは発見的”アプローチをとることを可能としています。Linked Dataは人間及び機械がアクセスすることを意図しています。Linked DataはRDFファミリーのデータ交換標準(RDF/XML, RDFa, Turtle等)とクエリ(SPARQL)を使います。Linked Dataが公開のWebに置かれる場合、Linked Open Dataと一般的に呼ばれます。 [Linked Data Principles] も参照してください。

49. Linked Data API

Linked Data API

データ公開者がものごとをリストするためのURLを提供し、クライアントにこれらのURLから機械可読のデータを取り出すことを可能とさせるREST APIです。

50. Linked Data client

Linked Dataクライアント

URLからのLinked Dataを取り出すときあるいはSPARQL Endpointを使うときにHTTPコンテント・ネゴシエーションをサポートするWebクライアントです。Linked DataクライアントはLinked Data REST APIといった標準的REST APIを理解します。Linked Dataクライアントの例としてはTim Berners-Lee'sによる初期のTabulator browsergFacet, Callimachus Shell (CaSH)などがあります。

51. Linked Data Platform

Linked Dataプラットフォーム

企業アプリケーションの統合ために、Linked Dataの読み書きをするREST APIを定義する仕様です。Linked Dataプラットフォームはサーバのリソースへのアクセス、更新、新規作成、削除のためにREST APIを使うことを規定しています。[LDP-ONE]も参照してください。

52. Linked Data Principles

Linked Dataの原則

Web上のデータに対して共通のAPIを用意した方が、個別のデータ供給者が公開する別々かつばらばらに設計された多くのAPIより便利です。Webの発明者であるTim Berners-LeeはLinked Dataプロジェクトを立ち上げ、Linked Dataが基づくべき原則を以下のように提案しました:

  1. 事物を名付けるのにURIを使おう
  2. 事物が人やユーザエージェントから参照可能かつ探索可能(“参照解決可能”)にするために、HTTP URIを使おう
  3. URIを見に行ったときに有用な情報が手に入るように、RDFやSPARQLといったオープンWebの標準を使おう
  4. Webに公開するときにはこれらのURIには他の事物のへのリンクをつけよう

53. Linked Open Data

Linked Open Data

再利用を許すオープンライセンスのいずれかに基づき公開のWeb上に公開されるLinked Dataのことです。Linked Open Dataを公開することは、データセットに対する分散SPARQLクエリーを可能とし、また情報検索戦略としてみた場合、情報を見つけるときに”ブラウジングあるいは発見的”アプローチをとることを可能としています。:"Linked Data: Structured Data on the Web" [LD-FOR-DEVELOPERS] と "Linked Data: Evolving the Web into a Global Data Space" [HOWTO-LODP]も参照してください。

54. Linked Open Data Cloud

Linked Open Dataクラウド

Webに公開されたLinked Dataの全体集合の通称です。Data Cloud, Linked Open Data Cloud diagramも参照してください。

55. Linked Open Data Cloud diagram

Linked Open Data クラウド・ダイアグラム

2007-2011年のLinking Open Dataプロジェクトで公開されたデータセットを表現するダイアグラムのことです。データセット全体数が増えたため一つのダイアグラムとして表現できなくなったため、このダイアグラムは更新は止まっています。Linked Data Cloudの図的表現も参照してください。

56. Linking Open Data Project

Linking Open Dataプロジェクト

W3CのSemantic Web Education and Outreach (SWEO) Interest Groupによって2007年に開始されたコミュニティ活動です。このプロジェクトのゴールは”データを誰にも手に入るようにする”ことでした。

57. Linkset

Linkset

データセット間をリンクするRDFの集合のことをいいます。

58. Machine Readable Data

機械可読データ

コンピュータプログラムが専用のライブラリを使わず容易に解読ができるデータのことをいいます。例えばCSVやTSV、RDFは機械可読が可能なデータですがPDFやExcelはそうではありません。
Linked Dataの規則に従って作成し発行されたデータは検索エンジンや人が発見、アクセスしデータを再利用するのを手助けします。一度データを探し当てる と、コンピュータプログラムはデータの中身を編集するためのスクリプトを用意しなくてもデータを再利用することができます。

Linked Dataの原則に従って作成、発行された機械可読なデータは機械と人間が可読可能な版を提供します。例えばWikipediaに「(色の)レッド」を説明するWebペー ジがあります。Wikipediaにある構造化されたコンテンツを含むデータベース「DBpedia」はwikiから"data"への変更と適切な ファイル拡張子の追加により、Linked Dataクライアントが"Red" [http://wikipedia.org/wiki/Red] を検索できるようにします。

$ curl -L http://dbpedia.org/data/Red.ttl

59. Message

メッセージ

HTTP通信の基本的な単位をいいます。
それはHTTPメッセージの構文と送信先へ届けるメッセージを合わせた8ビットコードのまとまりで構成されています。

60. Metadata

メタデータ

物理や仮想にかかわらず、リソース(特に知識リソース)に含まれる情報を管理、記述、保存、表現、利用もしくはリンクするために使われる情報。メタデータはさらにいくつかのタイプ(一般、アクセス、構造メタデータなど)に分類されます。Linked Dataは、人が読めるメタデータと機械可読可能なメタデータとを統合し、自らを自己記述可能にするものです。

61. Metadata Object Description Schema

Metadata Object Description Schema

機械可読目録(MARC)とダブリンコア・メタデータの歩み寄りで作られた書誌記述であり、XMLスキーマで実装されています。ダブリンコア、機械可読目録(MARC)、XSDを参照してください。

62. Modeling Process

モデリング・プロセス

RDFの文脈におけるモデリング・プロセスとは、専門家が開発者と一緒にデータのコンテキストをとらえ、データ間の関係を定義する作業をあらわします。そうすることで、高品質なLinked Dataが手に入り、RDFデータモデルにおけるデータの意味に関して組織における知識が得られ、データが正しく再利用されやすくなります。コンテキストをうまく定義することは、そのよりよい理解と適切な再利用につながると同時に、他のデータセットへのリンクを構築する際に重要です。

63. N3

N3

N3はNotation3の略です。RDFを読みやすくするシンタックスを含み、主張や論理を表現します。N3 [N3]はRDFのスーパーセットで、式(グラフそのもののリテラル)と変数、論理的含意、機能的述語を追加することでRDFモデルを拡張します。[Turtle]も参照ください。

64. Namespace IRI

名前空間IRI

名前空間 IRI とは与えられた語彙またオントロジー中のすべての用語で共有されるベース IRIです。

65. Natural Keys

自然なキー

識別子が示すものをあらわすURIに含まれる人間が読めるカテゴリーもしくはサブ識別子。RDF形式を読む人(ほぼ開発者)がより早く理解できるように、URIを作成するときに推奨されるものです。

66. Neutral URI

中立的なURI

URIそのものから実装の詳細が露出することがないURI。

67. N-Triples

N-Triples

単一RDFグラフをエンコードするための行ベースの形式を定義するTurtleのサブセットです。元来RDFデータの交換形式として使用されるものです。N-triplesもご参照ください。

68. Object

目的語

RDFの文脈の中では、目的語はRDF文本体の最後の部分にあたります。[主語] [述語]もご参照ください。

69. Ontology

オントロジー

特定ドメインの知識が表現されることを可能にする形式モデル。オントロジーは、存在するものの種類(クラス)、それらとの関係性(プロパティ)および、クラスとプロパティが一緒に使用される論理的方法(公理)を表現します。

70. Open Government Data

オープン政府データ

独自仕様でない様々な形式で、政府当局によって公開のウェブ上に公開されたコンテンツをあらわします。

71. ORG Ontology

ORG Ontology

組織や組織構造データを表現するためのRDFボキャブラリのひとつで、行政レベルの組織も表現することが可能です。 [http://www.w3.org/TR/vocab-org/]も参照してください。

72. Persistent Identifier Scheme

永続的識別子スキーマ

仮想空間上のリソースを特定するための仕組み(スキーム)をいいます。 Persistent Uniform Resource Locator (永続的URL:PURL) は仮想のリソースに対して永続的なIDを与えます。そして永続的URLは妥当なURLでかつ、コンテンツが特定できるようマッピングしなければなりません。
このスキームの一部ではアドレスを解決する際に使用するプロトコルをWebブラウザなどのコンピュータプログラムに提供します。永続的URLを利用する場面では一般的にHTTPが用いられます。
永続的IDには他にもDigital Object Identifiers (DOIs)Life Sciences Identifiers (LSIDs)INFO URIs.があります。 すべての永続的IDスキームは(変化するであろう)仮想のリソースに対し一意のIDを与えますが、リソースを収集する機能が提供されていない永続的IDもあります。

73. Persistent Uniform Resource Locator

永続的統一資源位置指定子

ダイナミックかつ変化の多いWebインフラの中にあって一意に振る舞うURLのことをいいます。
永続的URLは特定のWebコンテンツまたはその代わりになるコンテンツが置かれている場所へリダイレクトされます。
コンテンツは置かれている場所が変わったり所有者が変わることがあるかもしれませんが、PURLは絶えず同じWeb上のアドレスを指します。

74. Predicate

述語

述語(predicate)はひとつのRDFステートメント(文)の中間にある(結合、あるいは「動詞」の役割をする)単語です 。 例えば"Alice knows Bob"という文では"knows"が述語となり、 "Alice" (この文では主語にあたる) を "Bob" (この文では目的語にあたる)にひもづけています。

75. Protocol

プロトコル

あるコンピュータから他のコンピュータへネットワークを介してデータを転送するための方法をまとめたものが「プロトコル」です。プロトコルにはコンピュータ間でやりとりされるメッセージの型やそれらのメッセージを送受信する際の規則が定義されています。
もっとも一般的なインターネットプロトコルのひとつにHypertext Transfer Protocol (HTTP)があります。

76. Provenance

由来

その情報がどこで、いつ、どのようにして発生したのかを表したデータのことをいいます。

77. PURL

PURL

Persistent Uniform Resource Locator (永続的URL) を参照してください。

78. Quad Store

クアッド・ストア

主語、述語、目的語のRDFトリプル(三つ組)に加えて、複数のトリプル文をグループ化するためによく使われる情報を含めたクワッド(四つ組)を格納単位とするRDFデータベースを口語的にこう呼びます。

79. Query

クエリ

リソース(資源)やそれらと関係する事物に対するプログラム上の検索を指します。SPARQL言語を使用する場合、開発者は (tripleの)パターンに沿ったクエリを発行します。

80. R2RML

R2RML

R2RML(RDB - RDFマッピング言語)は関係データベースからRDF形式のデータセットへのマッピングを表現するための言語です。
このマッピングにより、開発者がマッピング用に選んだ語彙と構造で表現されたRDFデータモデルの中に、既存のリレーショナルデータのビューを提供することができます。

81. Raw Data

生データ

利用使途を特に意識すること無く生成された機械可読ファイルを指します。通常当該データを処理するためのスクリプトやプログラムが別途必要になります。

82. RDF

RDF

Resource Description Frameworkを参照してください。

83. RDFa

RDFa

Resource Description Framework in Attributesを参照してください。

84. RDF database

RDFデータベース

RDF情報を保存したり検索したりすることを意図して設計されたデータベースを指します。トリプル・ストアやクワッド・ストアなどとして実装されるでしょう。

85. RDF-JSON

RDF-JSON

RDFを保存するための方法として初期に提案されたものの一つで、これはJavaScript Object Notation (JSON) [RFC4627]形式を用います。Talis Platform API Output Typeとして提案されたものが元になっています。W3C勧告である「RDFの概念と抽象構文」[RDF-CONCEPTS]の中で、RDFのためのJSONとして詳細な構文が定義されているほか、より新しいW3C文書であるJSON-LDも参照してください。

86. RDF Schema

RDF Schema

RDF語彙を記述する最も単純な言語です。Simple Knowledge Organization System (SKOS)やWeb Ontology Language (OWL)と比較すると記述能力は非常に弱いです。W3C標準です。[RDFS]

87. RDF/XML

XMLで表現されたRDF構文で、W3C標準です。 [RDF]

88. Representational State Transfer (REST)

Representational State Transfer (REST)

ウェブで利用されている情報システムのための設計様式の一つです。ウェブの重要な特徴である格段の拡張性や変化に対する頑健性などを明確にします。RESTはワールドワイドウェブの基盤でありウェブサービスのデザインモデルとして圧倒的な地位を確立しています。Representational State Transferという表現は2000年に発表されたRoy Thomas Fielding氏の博士論文で最初に使われ、定義されたもので、当該論文も参照してください。(Architectural Styles and the Design of Network-based Software)

89. Request

Request

HTTPプロトコルでの一状態です。クライアントからサーバーに対するリクエストメッセージには、その最初の行に次の項目を含みます。すなわち、対象リソースに対して適用すべき手段や当該リソースの識別子、そして使用するプロトコルのバージョンです。

90. Resource

リソース

RDFの文脈では、RDFグラフが記述する全てがリソースとなり得ます。統一リソース識別子 (URI) によりリソースの所在が規定されます。Resource Description Framework (RDF) 1.1 概念と抽象構文 [RDF11-CONCEPTS] も参照してください。

91. Resource Description Framework (RDF)

Resource Description Framework (RDF)

W3Cによるウェブ上でデータを融通するための国際標準群の一つ。リソース記述フレームワーク (RDF) はウェブの識別子あるいはHTTP URIを用いて事物を同定するという考えに基づいており、単純なプロパティ及びプロパティの値という観点からリソースを記述します。RDF1.1概念と構文概要も参照してください。

92. Resource Description Framework in attributes (RDFa)

Resource Description Framework in attributes (RDFa)

HTML文書の中に埋め込むためのRDF構文。RDFaは、機械可読な手がかりとともに、ウェブ上の視覚的な情報を付け加えるためのマークアップ用の属性群を提供します。W3C標準です。RDFa入門書 (Rich Structured Data Markup for Web Documents 「RDFa-PRIMER」) も参照してください。

93. Response

Response

クライアントからのリクエストに対する、サーバーの振舞い。HTTPにおいてレスポンスは呼出し元クライアントに対してリソースを表現する情報を提供します。[RFC2616] bis for an HTTP Responseも参照してください。

94. REST

REST

Representational State Transferを参照してください。

95. REST API

REST-API

HTTPとRESTの原則を用いて実装されたアプリケーションプログラミングインターフェース(API)で、ウェブリソース上での動作を可能にします。最もよく行われる動作は、リソースの生成、検索、更新、削除です。Representational State Transferも参照してください。

96. Schema

スキーマ

ある一群の概念間の関係を表現するデータモデルを指します。データの格納方法や検索方法を定義する関係データベースのスキーマや分類、オントロジーがこれに含まれます。

97. Semantic Technologies

セマンティック技術

機械可読情報の抽出、表現、格納、検索、解析に関する技術全般を指します。

98. Semantic Web

セマンティック・ウェブ

RDFで表現された機械可読データから成るWWWの一部あるいは発展形であり、SPARQLなどの標準的な方法でそれらの情報を問い合わせることが出来るものです。

99. Semantic Web Search Engine

セマンティック・ウェブ検索エンジン

知識ベースをモデル化し、コンテンツを配信するためにセマンティック技術を利用できるサーチエンジンです。

100. Semantic Web Standards

セマンティック・ウェブ標準

セマンティックウェブに関連したW3C標準で、RDF [RDF]、RDFa [RDFa-PRIMER]、SKOS [SKOS-REFERENCE]、OWL [OWL2]、SPARQL 1.1概要 [SPARQL-11]を含みます。[Open RDF]も参照してください。

101. Sesame

Sesame

Sesame は、セマンティック・ウェブ開発フレームワークのオープン・ソース・ソフトウェア実装です。RDF 情報の保管、検索、分析をサポートしています。[OpenRDF]も参照してください。

102. Simple Knowledge Organisation System

Simple Knowledge Organisation System

Simple Knowledge Organisation System (SKOS) [SKOS-REFERENCE] は、企業内情報タクソノミ等の伝統的な知識組織化体系を RDF で表現するために設計された RDF 語彙記述言語です。

103. Sindice

Sindice

Sindice は Linked Data の検索エンジンです。カバーしているデータ全体に対する検索と問合せ能力を持っています。また、特化された API と、Linked Data に関するサマリを出力するツールを提供しています。http://sindice.com も参照してください。http://sindice.comも参照してください。

104. Skolemization

スコーレム化

スコーレム化とは、RDFデータベースや、SPARQLクエリ言語を実装したシステムが、操作をより容易にすることを目的として、ブランク・ノード (空白ノード) に URI を自動的に付与するプロセスのことです。

105. SPARQL

SPARQL

SPARQL Protocol and RDF Query Language (SPARQL; 訳者注: GNU や Linux 等と同様な再帰的頭字語) は、RDFデータに対するクエリ言語を定義します。関係データベースにおける Structured Query Language (SQL) と同様のものです。また、SPARQL はワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアムの標準ファミリーの一つです。SPARQL 1.1 Overview [SPARQL-11] も参照してください。SPARQL 1.1 Overview [SPARQL-11]も参照してください。

106. SPARQL endpoint

SPARQL endpoint

SPARQL クエリを受け付け SPARQL 結果セットとして回答を返すサービス。データセット提供者が SPARQL エンドポイントの URL を公開し、プログラムやウェブ・インタフェースによりデータへのアクセスを許可することは、ベスト・プラクティスの一つです。いくつかのエンドポイントのステータスに関するリストが http://labs.mondeca.com/sparqlEndpointsStatus/で入手できます。

107. Subject

主語

主語は、RDF ステートメントの最初の部分です。<?s ?p ?o> というトリプルにおける主語は、RDF ステートメントが述べている人や物を指します。

108. Taxonomy

タキソノミー

タキソノミーは、項目間の関係を階層構造で表した形式表現。オントロジーも参照してください。

109. Term

用語

統制語彙、スキーマ、タキソノミーオントロジーにおけるエントリ。

110. Triple

トリプル

RDF のステートメント。二つの事物 (「主語」と「目的語」) とそれらの間の関係 (動詞、即ち「述語」) から構成されます。この主語-述語-目的語トリプル一つで、可能な最小の RDF グラフを形成します (ただし、ほとんどの RDF グラフは大量の RDF ステートメントから構成されます)。

111. Triple store

トリプル・ストア

RDF トリプルを保管する RDF データベースの通称。

112. Tuple

タプル

RDF ステートメントは 3 タプル (訳者注: 「タプル」は「n 個組」の「個組」に相当)、即ち三つの要素から成る順序付きリストです。

113. Turtle

Turtle

RDF/XML 等の他のフォーマットよりも (訳者注: 人間にとっての) 可読性が高くなるよう設計された RDF シリアライゼーション・フォーマット。「Turtle」という用語は、Terse RDF Triple Language (簡潔な RDF トリプル言語) を由来とします。Turtle を使用すると、RDF グラフをコンパクトで自然なテキスト形式で記述することができます。複数箇所で共通に使用されるパターンやデータタイプには、略表記が使用可能です。 Turtle は、既存の N-Triples フォーマットや、SPARQL W3C 勧告のトリプル・パターン・シンタックスとの互換性レベルを提供します。Terse RDF Triple Language [TURTLE-TR]を参照してください。

114. Uniform Resource Identifier

統一資源識別子

ワールドワイドウェブ コンソーシアムとインターネット技術タスクフォースが協力して標準化したグローバルな識別子。URIはWeb上で解決可能(resolvable)かもしれないし、解決可能でないかもしれません。URIはLinked Dataの実現において重要な役割を果たします。URIは物理的な建造物から色といったような抽象概念に至るまで、ありとあらゆるものを実質的に一意に同定するのに用いられます。国際化資源識別子(IRI)及び統一資源位置指定子(URL)も参照してください。Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax [RFC3986] 及び http://www.w3.org/DesignIssues/Architecture.html も参照してください。 URIは多くの別名で知られています:ウェブアドレス(Web addresses)、ユニバーサルドキュメントアイデンティファイアー(Universal Document Identifiers)、ユニバーサルリソースアイデンティファイアー(Universal Resource Identifiers)。もしこれら多くの名前の歴史に興味を持ったならば、Tim Berners-Leeの設計書である "Web Architecture from 50,000 feet" を読むことをお勧めします。Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax [RFC3986] も参照してください。

115. Uniform Resource Locator

統一資源位置指定子

ワールドワイドウェブ コンソーシアムとインターネット技術タスクフォースが協力して標準化したグローバルな識別子。URIはWeb上で解決可能(resolvable)で、一般的にウェブアドレス(Web address)と呼ばれる。全てのHTTP URLはURIであるが、全てのURIがURLであるわけではない。国際化資源識別子(IRI)統一資源識別子 (URI)も参照。

116. URI

URI

統一資源識別子 (Uniform Resource Identifier, URI)を参照してください。

117. URL

URL

統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator, URL)を参照してください。

118. Validation Service

検証サービス

W3Cは、RDFファイルをチェックして有効性を検証するRDF検証サービスを提供している。ウェブに公開する前にRDFファイルを検証サービスにかけるのが良いと考えられている。 RDF 検証サービス:http://www.w3.org/RDF/Validator/ http://www.w3.org/People/Barstow/#online_parsersも参照してください。

119. Vocabulary

語彙

特定の目的に供する用語(term)の集合。広く使われているRDFスキーマ、FOAF、ダブリン・コア基本記述要素集合のようにシンプルな語彙から、医療で症状や病気及び治療法を記述するのに用いられる、数千の用語からなる複雑な語彙まで様々な語彙がある。語彙はLinked Dataにおいて、特にデータの統合を助けるために、非常に重要な役割を担っている。「語彙」という用語はオントロジーに関しても用いられる。

120. Vocabulary Alignment

語彙の対応付け

複数の語彙を精査し、その間で共通した意味で用いられている用語を見出し、用語間の関係を記録する作業のこと。

121. VoID

VoiD

内部リンクを持つデータセットの語彙(Vocabulary of Interlinked Datasets, VoID)はRDFデータセットやワールドワイドウェブ コンソーシアムの定めた標準についてのメタデータを表現するために使われるRDFスキーマの語彙である。VoIDは、データ発見及び発見されたデータのカタログ化やアーカイブといったアプリケーションを通じて、RDFデータの公開者とユーザの間を橋渡しすることを目的として作られた。VoIDはダブリンコアに基づいた一般的なメタデータ、アクセスメタデータ、構造メタデータ、データセット間のリンク、の4つを表現するのに使うことができる。Describing Linked Datasets with the VoID Vocabulary [VOID-GUIDE]を参照してください。

122. Web 2.0

ウェブ2.0

ウェブ2.0は、ソーシャルネットワーク、ブログ、ユーザコメント、評価やそれに類した人間中心の活動の基盤となっているウェブの一部を指す一般語である。

123. Web 3.0

ウェブ3.0

ウェブ3.0は、機械可読なデータやそれらに対して分散的な問い合わせや解析が可能になっているようなウェブの一部を指す一般語である。

124. Web of Data

データのウェブ

Linked Data のような機械可読なデータを含む、World Wide Webのサブセット。

125. Web of Documents

文章のウェブ

リソースが機械可読なデータではなく文書として公開される、もともと(あるいは従来)の World Wide Web のこと。

126. Web Ontology Language (OWL)

ウェブオントロジー言語 (OWL)

OWL は知識表現の一種であり、W3Cによって標準化されたオントロジーを記述するためのRDFに基づいた語彙記述言語です。「OWL2 ウェブオントロジー言語概要(第二版)」も参照してください。[OWL2]

127. Web Resource

ウェブ・リソース

URLで指し示されたウェブページのこと。例えば、HTMLウェブページ、ウェブサーバに提示された画像、URLでアクセス可能なデータセットなど、これらはすべてウェブリソースです。ウェブリソースは異なる表現形態をとることがあります。例えばRDFデータベースは、一つのURLでRDFaやJSON-LD、Turtleなど複数の構文によるアクセスができます。ハイパーテキスト転送プロトコルHTTP/1.1も参照してください。 [RFC2616]

128. World Wide Web Consortium (W3C)

ワールドワイドウェブ コンソーシアム (W3C)

ウェブの長期的発展のための、プロトコルやガイドラインを開発したり推進したりする国際的なコミュニティです。W3C標準は、ウェブデザインウェブアーキテクチャセマンティックウェブなどを含むWorld Wide Webの重要なパーツを定義します。「W3Cのミッション」も参照してください。

129. eXtensible Hypertext Markup Language (XHTML)

eXtensible Hypertext Markup Language (XHTML)

拡張可能なハイパーテキストマークアップ言語 (XHTML) はW3Cによって標準化されたXMLに基づくHTMLの一種です。「XML 1.0 拡張可能なハイパーテキストマークアップ言語(第二版)」も参照してください。 [XHTML1]

130. eXtensible Markup Language (XML)

eXtensible Markup Language (XML)

XML [XML] は機械処理可能な構造化テキストを生成するための仕様であり、HTML文書と同じようにWeb上で受け渡ししたり処理できるようにしたSGMLのサブセットです。XMLフォーマットはXHTMLを含めて膨大にあり、XHTMLはW3Cによって標準化されたものの一つです。 [XHTML1]も参照してください。

131. XML Schema

XMLスキーマ

XMLスキーマはXML文書の構造やコンテンツ、意味に定義を与えるものです。[XMLS-SCHEMA0]にて定義されています。

132. eXtensible Stylesheet Language Transformations (XSLT)

eXtensible Stylesheet Language Transformations (XSLT)

拡張可能なスタイルシート変換言語 (XSLT) は、XML文書を他のXML文書に変換するための宣言型のプログラムです。

A. 謝辞

Linking Government Data (Springer, 2011年) から最初の用語集を提供してくださった David Wood氏に感謝の意を表します.また,Government Linked Data Working Groupメンバーにお礼申し上げます.特に,貴重なご意見とご支援を賜りました,Thomas Baker氏, Hadley Beeman氏, Richard Cyganiak氏, Michael Hausenblas氏, Sandro Hawke氏, Benedikt Kaempgen氏, James McKinney氏, Marios Meimaris氏, Jindrich Mynarz氏, Dave Reynolds氏に厚く御礼申し上げます.彼らは,データのWebについての議論と,よりよい記述を与えるための基盤となる用語を整備する目的で,この W3C Linked Data Glossary にご尽力くださいました.感謝!

B. 参考文献

B.1 引用規格

[OWL2]
OWL 2 Web Ontology Language Document Overview, W3C OWL Working Group, 27 October 2009. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/owl2-overview/
[RDF]
RDF/XML Syntax Specification (Revised), Dave Beckett (eds), 10 February 2004, W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/REC-rdf-syntax/
[RDF-CONCEPTS]
Resource Description Framework (RDF): Concepts and Abstract Syntax, Graham Klyne, Jeremy J. Carroll, 10 February 2004. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/2004/REC-rdf-concepts-20040210/
[RDF11-CONCEPTS]
RDF 1.1: Concepts and Abstract Syntax, Richard Cyganiak, David Wood, 15 January 2013. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/rdf11-concepts
[RDFS]
RDF Vocabulary Description Language 1.0: RDF Schema,ed. Dan Brickley, R.V. Guha, 10 February 2004. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/rdf-schema/
[RDFa-PRIMER]
RDFa Primer, Ben Adida, Ivan Herman, Manu Sporny, 07 June 2012. W3C Note. URL: http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-rdfa-primer-20120607/
[RFC2616]
Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1, R. Fielding; et al. June 1999. Internet RFC 2616. URL: http://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616.html.
[RFC3986]
Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax, Berners-Lee, et al. January 2005. Internet RFC 3986. URL: http://tools.ietf.org/html/rfc3986.
[RFC4627]
The application/json Media Type for JavaScript Object Notation (JSON), D. Crockford, July 2006. Network Working Group. URL: http://www.ietf.org/rfc/rfc4627.txt
[SKOS-REFERENCE]
SKOS: Simple Knowledge Organization System Reference, Sean Bechhofer, Alistair Miles (eds), 18 August 2009, W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/2009/REC-skos-reference-20090818/
[SPARQL-11]
SPARQL 1.1 Overview,The W3C SPARQL Working Group, 21 March 20113. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/sparql11-overview/
[TURTLE-TR]
Turtle: Terse RDF Triple Language,Eric Prud'hommeaux, Gavin Carothers, 19 February 2013. W3C Candidate Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/turtle/
[XHTML1]
XHTML 1.0 The Extensible HyperText Markup Language (Second Edition), Steven Pemberton, Daniel Auster, et al., 26 January 2000. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/xhtml1/
[XML]
Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Fifth Edition), Tim Bray, Jean Paoli, C.M. Sperberg-McQueen, Eve Maler, François Yergeau, 26 November 2008. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/REC-xml/
[XMLS-SCHEMA0]
XML Schema Part 0: Primer Second Edition, David C. Fallside, Priscilla Walmsley (eds), 28 October 2004, W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/xmlschema-0/

B.2 参考規格

[COOL-SWURIS]
Cool URIs for the Semantic Web, L. Sauermann and R. Cyganiak, W3C Interest Group Note 03 December 2008. URL: http://www.w3.org/TR/cooluris/
[HOWTO-LODP]
Linked Data: Evolving the Web into a Global Data Space. 2011, Chris Bizer, Tom Health URL: http://linkeddatabook.com/editions/1.0/
[JSON-LD]
JSON-LD Syntax 1.0, Many Sporny, Gregg Kellogg, Markus Lanthaler (eds), 12 July 2012, W3C Working Draft. URL: http://www.w3.org/TR/json-ld-syntax/
[LD-FOR-DEVELOPERS]
Linked Data: Structured Data on the Web. David Wood, Marsh Zaidman, Luke Ruth, with Michael Hausenblas; 2013 URL: http://www.manning.com/dwood/
[LDP-ONE]
Linked Data Platform 1.0. Steve Speicher, John Arwe. 07 March 2013. W3C Working Draft, Linked Data Platform Working Group. URL: http://www.w3.org/TR/ldp/
[N3]
Notation3 (N3): A readable RDF syntax, Tim Berners-Lee, Dan Connolly, 28 March 2011. W3C Team Submission. URL: http://www.w3.org/TeamSubmission/n3/
[VOID-GUIDE]
Describing Linked Datasets with the VoID Vocabulary, K. Alexander, R. Cyganiak, M. Hausenblas, and J. Zhao, W3C Interest Group Note 03 March 2011. URL: http://www.w3.org/TR/void/